昼休みにやってはいけない行動3選

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お昼休みは何をして過ごしていますか?

午前中の仕事を切りのいいところまで終わらせて、同僚とランチに出かける。

外に出るとカレーの匂いにつられて昼食はカレー。

休憩時間をなるべく取りたいからカレーを早く食べ終わる。

空いた時間でSNSやメールを確認。

ネットサーフィンをしていたら気になる動画を見つけた。

動画を見ていたらお昼休みの時間がもうすぐ終わり…

…ちょっとまってください。

あなたのその行動は仕事の生産性を下げていますよ。

今回の記事を読んでいただけるとお昼休みの行動がなぜ生産性を下げるのか、また、どうすれば効率的に午後からの仕事をすることができるのかが分かります。

私は普段、理学療法士として働いています。理学療法士とは病院や在宅でリハビリをする身体の専門家です。普段は主に病気やケガでリハビリが必要になった方にサービスを提供しています。

効率的に身体を動かす方法や、人の体の仕組みを日々勉強しています。今回の記事も科学的根拠に基づいたものを紹介しています。

ぜひ最後まで記事を読んでいただき、成功のステップにしていきましょう!

昼食にカレーやラーメンを食べる

お昼休みにランチに出かけて、今日は何を食べようかなと考えています。

ふといい匂いがすると思ってカレー屋に入ります。

…よくある光景ですよね。

臭いの強いものは脳に直接働きかけるため食欲をそそります。

実際に昼休みにこうした行動をしたことがある方も多いかと思います。

でも、昼休みにカレーは食べてはいけません!!

お昼から大事な会議や重要な仕事をする時は尚更です。

カレーと同じようにラーメンも避けた方が良いでしょう。

その理由は、カレーやラーメンは炭水化物が多いからです。

炭水化物が多い食品を食べると血糖値が急激に上昇します。

血糖値が急激に上がると、血糖値を下げようと膵臓から「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。

インスリンの働きによって急上昇した血糖値が急速に下がっていきます。

急激に血糖値が下がると、脳の活動に重要な「ぶどう糖(同じく炭水化物から作られます)」をできるだけ消費しないようにします。

この血糖値の急激な変化が眠気を引き起こすのです。

眠たいだけでなく、脳の活動が低下しているため、頭の働きも悪くなります。

つまり、カレーやラーメンを食べた後は、お昼からの仕事は眠たくて頭の働きも悪い状態になってしまいます。

では、お昼休みには何を食べたらよいのでしょうか。

ポイントは「炭水化物の多い食品を避ける」ことです。

丼物やパスタなどの一品ものはご飯や麺類が多く、早食いにもなってしまいます。

おかずや付け合わせのない一品物は避けましょう。

また、野菜を多く食べることで食物繊維が血糖値の上昇を抑制してくれるため、野菜を食べることが良いとされています。

野菜を多くとり、ゆっくり時間をかけて昼食をとることで眠たくならず、午後からの仕事をスムーズにすすめることができます。

カレーやラーメンは休みの日や仕事に余裕のある時に選ぶようにしましょう。

なんとなくスマホやパソコンをいじる

お昼休みにスマホを取り出してSNSやメールをチェックする。

何となく時間があるからネットサーフィンをする。

これらの行動に当てはまる方も多いのではないでしょうか。

なぜ、スマホやパソコンをいじることが良くないのでしょうか。

それは「視覚情報処理によって脳が疲れるから」です。

小さいスマホの画面をスクロールして文字を読み、動画をみると脳は非常に疲れます。

脳の80%が視覚情報を処理することに使われると言われるほど、目から入る刺激は脳を疲れさせます。

勉強や読書など、自分なりに目的をもってネットを使っているのであればまだ良いのですが、なんとなく時間を過ごすためにスマホやパソコンをいじるのはやめましょう。

では、どのように過ごすことがよいのでしょうか。

ポイントは脳を休ませてあげることです。

せっかくの休憩時間に脳を疲れさせては昼からの仕事がはかどりません。

お昼休みは脳も休憩させてあげましょう。

具体的には「目を閉じる」ことです。

できれば15分から20分程度お昼寝をすることが良いでしょう。

お昼寝をすることが難しい場合には、目を閉じるだけでも大丈夫です。

単純なことですが、目を閉じることで視覚情報が遮断され、脳が休憩することができます。

ぜひ、お昼休みの時間に脳を休ませてあげてお昼からの仕事も頑張りましょう。

仕事をする

午後からの仕事をなるべく早く終わらせるために、昼休みも仕事をする。

午前中の仕事が中途半端な状態で終わっているので、つい昼休みにまで仕事をする。

ついやってしまいがちな行動ですが、実はこの行動が仕事の生産性を下げています。

なぜなら、集中力が下がった状態のまま仕事をしているためです。

人が集中できる時間は90分程度が限界とされています。

また、連続して作業するよりもこまめに休憩をはさんだ方が生産性が高まるとの研究もたくさんあります。

こまめに休憩を挟むことによって集中力が高い状態を維持できます。

東京大学薬学部教授の池谷裕二氏と株式会社ベネッセコーポレーションが共同で行った調査によると「60分の学習」よりも「15分×3(計45分)の学習」の方が学習効率が良いとの結果が出ています。

調査における脳波の測定データにおいて、15分づつの場合は毎回学習開始時に集中力が回復していたのに対して、60分間の学習では集中力が低下し続けていたのです。

つまり、集中力は開始時が最も高く時間がたつにつれて低下していくということですね。

では、どうしたらいいのでしょうか?

ポイントは「こまめな休憩とその方法」です。

こまめに休憩を挟むため、仕事がひと段落したらいったん休憩しましょう。

できるだけタスクを細かく分けることも必要です。

スマホやパソコンを使用している場合は、一旦画面から目を話して目を閉じてみましょう。

また、脳が疲れていると感じたときや気分を切り替えたい時は運動することも大切です。

とくにパソコン作業など座りっぱなしで仕事をしている人は血流が悪くなりやすく、作業効率が落ちやすいと言えます。

そのため、座っている場合にはいったん立ち上がってトイレに行く。

余裕があれば散歩をしてみる。

階段をおもいっきり早くのぼってみるなどの運動が効果的です。

階段など心拍数を急激に上げる様な運動を行うと、自律神経が交感神経優位になるので目も覚めて集中しやすくなるため、一石二鳥です。

適切な休憩を挟み、集中力の高い状態で仕事をしていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

普段何気なく行っている行動が、実は仕事の効率を下げることに繋がっています。

食事や行動、集中力や運動はすぐにでも実践できることです。

昼休みの行動を意識して午後からの仕事を効率的にすすめていきましょう。

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