あなたは今の生活にストレスはありますか?
ほとんどの人はストレスがあると答えるのではないでしょうか。
職場や家庭、仕事のことやお金のこと。
人はいろいろなストレスを抱えて生きています。
職場のストレスが多く、どうしてもいやになったら転職することを考えても良いでしょう。
また、お金のことが気になるのであれば副業を始めることも一つの手段です。
でも、ストレスがある時にすぐに解決できれば一番良いですよね。
平成22年に厚生労働省が調査したデータでは12歳以上の人でストレスが「ある」と回答した人は46.5%、「ない」と回答した人が42.6%という結果が出ています。
これを聞いてどう思いましたか?
私は、「少ない!」と思いました。
日常での小さなストレスも含めると、ストレスがあると感じる人がほとんどではないでしょうか?
逆に「ない」と回答した人はストレスを上手に発散させているのかもしれません。
あなたは自分のストレス発散方法がありますか?
上手にストレスを発散することは現代社会を生きる必須のスキルとも言えます。
今回は、ストレス発散の方法をみていきます。
上手にストレスを発散できるよう、ポイントをおさえていきましょう。
私は普段、理学療法士として働いています。理学療法士とは病院や在宅でリハビリをする身体の専門家です。普段は主に病気やケガでリハビリが必要になった方にサービスを提供しています。
効率的に身体を動かす方法や、人の体の仕組みを日々勉強しています。今回の記事も科学的根拠に基づいたものを紹介しています。
ぜひ最後まで記事を読んでいただき、成功のステップにしていきましょう!
運動
まずは運動です。
具体的にはストレッチとジョギングやウオーキングなどの運動です。
なぜストレッチとジョギングやウオーキングなのでしょうか?
ストレッチ
ストレッチは場所や時間を選ばず手軽に始められます。
ストレッチをすることによって血流が良くなり、体が温まります。
深く深呼吸しながら行うことで心拍数を下げ、筋肉の緊張がほぐれ副交感神経系を働かせるきっかけになります。
お風呂上がりの体が温まっている時間に行うと、より筋肉が伸びやすく効果的です。
また、朝一番にストレッチをすることで、睡眠中に縮まった身体を伸ばし姿勢の改善や一日をすっきりとした気分で過ごすことができます。
ポイントは深く息をすること、伸びている筋肉や自分の身体を意識することです。
深く息をすることによって副交感神経が刺激されます。
伸びている筋肉を意識すること、伸ばしている筋肉以外はできるだけ力を抜くことが大切です。
普段縮こまっている身体を伸ばすと思いのほか他のところに力が入ってしまいます。
なるべく力を抜くようにしていきましょう。
ジョギングやウォーキング
ジョギングやウオーキングなどの一定のリズムを繰り返す運動をすることが大切です。
一定のリズムを繰り返すような運動は「セロトニン」とよばれる脳内物質が分泌されます。
このセロトニンは、精神の安定や安心感や平常心を保つなど脳にとって重要な働きをしています。
精神安定剤とよく似た分子構造をしており、セロトニンが不足するとうつ状態や慢性ストレス状態になることが分かっています。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、適度な運動によって分泌されます。
また、リズムを繰り返す運動によって分泌されるため歩くなどの動作を反復する運動をすることが望ましいです。
そのため、ストレスを発散する方法として、ウオーキングやジョギングが適しています。
他にも水泳や縄跳びなども良いでしょう。
自分が続けやすい運動を選んでやってみましょう!
食事
次に食事です。
ストレスを感じている時には、普段の食事に加えて甘いものを少しだけとるようにしてみましょう。
人はストレスを感じると脳も疲れるため、普段より甘いものが欲しくなります。
脳はぶとう糖とよばれる糖分をエネルギー源としています。
そのため、ストレスを感じたときには脳にも栄養を補給してあげる必要があります。
甘いものをとることで脳の疲れをとってあげましょう。
また、甘いものを食べると脳から「セロトニン」が分泌されます。
このセロトニンの働きによってストレスを緩和させるきっかけになります。
ただし、食べ過ぎには注意です。
甘いものを食べて得られる幸せ感はあくまでも一時的なものになります。
血糖値が急上昇することもあるので、食べる量はほどほどにしておきましょう。
ストレスを感じる時にお酒を飲むという人も多いかと思います。
お酒を飲むとなんとなくストレスが解消された気になります。
これは、アルコールを摂取することによって「ドーパミン」とよばれる脳内物質が分泌されるためです。
ドーパミンが分泌されることで人はやる気や多幸感を得られます。
しかし、この飲酒によって得られる、やる気や多幸感も一時的なものです。
また、脳は飲酒の刺激に慣れてくるため、どんどんドーパミンの分泌量は減っていきます。
そうなるともっと強い刺激をもとめるようになるため、どんどん飲酒量が増えてしまいます。
その結果、アルコール依存になるケースもあります。
お酒はほどほどにしておきましょう。
趣味に没頭する
読書や料理など自分が好きなことに没頭してみましょう。
ポイントは「没頭している状態」になることです。
これは、没頭している状態が瞑想状態に近いためです。
自分の好きなことをしていると、時間を忘れて余計なことを考えなくなります。
言い換えれば、不安や緊張、心配事も忘れている状態です。
この状態が、瞑想状態に近い状態と言えます。
瞑想状態になると脳はリラックスできるため、ストレス発散になります。
もちろん、ヨガや瞑想をすることでストレス発散になります。
それはちょっと、と言う人は漫画やアニメ、カラオケに行くなど自分に合った趣味をみつけてそれに「没頭」してみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
あなたのストレスを発散させる方法3選として運動、食事、趣味に没頭することをみていきました。
どれも上手に脳をリラックスさせてあげることが大切です。
日常生活においては様々な場面でストレスがかかってきます。
そのストレスを抱え込まずに上手に発散させることが大切です。
また、自分なりのストレス発散方法を持っておくことが上手に発散させるポイントです。
発散方法はたくさん持っていればいるほど良いと言われています。
中には百円ショップで買ってきたお皿をビニールに包み、思いっきりたたきつけて割るというストレス発散方法をしている人もいます。
ぜひ自分なりのストレス発散方法を模索してみて下さい。
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